2023/01/06

sponsored link
目次
- 1 悩みについて知らねばならぬ基本的事実(第1部より)
- 2 今日一日の区切りで生きる5つの問(第1部より)
- 3 悩みを分析する技術と解消法(第2部まとめ)
- 4 「作業療法」で悩みを追い出すこと(第3部より)
- 5 ささいなことで大騒ぎをしないこと(第3部より)
- 6 平均値の法則を利用すること(第3部より)
- 7 避けられない運命には調子を合わせること(第3部より)
- 8 「ストップ・ロス・オーダー」で悩みに歯止めをかける(第3部より)
- 9 過去は墓場へと葬ること(第3部より)
- 10 平和と幸福をもたらす精神状態を養うための7つの法則(第4部まとめ)
- 11 悩みを完全に克服する方法は祈ること(第5部まとめ)
- 12 批判を気にしない方法3つ(第6部まとめ)
- 13 疲労と悩みを予防し、活力と精神を充実させる六つの方法(第7部まとめ)
- 14 悩みの悪習を打破するための三つのルール(第8部まとめ)
- 15 その他
悩みについて知らねばならぬ基本的事実(第1部より)
今日は、昨日の自分が思い煩っていた明日なのだ!
- 今日、一日の区切りで生きる
今日に昨日と明日の重荷を背負えば心身の破滅をもたらすことになる
・明日のことは明日自身で考える。未来のことを気に病まないこと
・荷物(仕事)がどんなに重く(辛く)ても、日暮れまでなら誰にでも運べる
・一度に一粒の砂、一度にひとつの仕事 - 「最悪の事態」は何か?と自問し、それを受け入れる心構えをする
「最悪の事態」について一度受け入れ、その後は落ち着き好転させるように対処する
(本書ではこれを「ウィリス・H・キャリアの魔術的公式」と記載) - 悩みが健康という名の法外な代償を支払ってることを肝に銘じる
・計画には細心の注意を払って準備すべきではある。しかし心配するには及ばない
今日一日の区切りで生きる5つの問(第1部より)
- 現在の生活から逃避していないか?
→「未来への不安」なら悩まないこと - 後悔のあまりに今をも傷つけてはいないか?
→それは「過去の出来事」や「既に決着のついた事柄」である - 朝起きる時にこの24時間を最大限に活用しようと心に誓っているか?
- 「今日、一日の区切りで生きる」ことで人生をもっと豊かにできないだろうか?
- 以上のことをいつから始めるべきか?
→「来週?明日?それとも今日からか?」
悩みを分析する技術と解消法(第2部まとめ)
- 悩んでいる事柄を詳しく書き示す
「この世の悩みの大半は、判断の根拠となる知識が十分でないのに、あえて判断を下そうとすることから生じる」
「問題点は何か?」
「問題の原因は何か?」 - それについて自分にできることを書き示す
「いく通りの可決作があって、それらはどんなものか?」 - どうするかを決断する
「望ましい解決策はどれか?」すべての事実を慎重に比較検討してから決断する - その決断をただちに実行する。
決断に基づいて、ひたすら行動する。結果についての心配はいっさい無用
「作業療法」で悩みを追い出すこと(第3部より)
「クヨクヨ病」に対する最良の治療は活発に飛び回ること
悩みを抱えた人間は、絶望感に打ち負けないために身を粉にして活動しなければならない
毎日を多忙にすること
ささいなことで大騒ぎをしないこと(第3部より)
「小事にこだわるには人生はあまりにも短い」
人生のくだらないことで自分の幸福を台無しにしてはならない
気にする必要もなく、忘れてもよい小事で心を乱しててはならない
平均値の法則を利用すること(第3部より)
「今悩んでいることが間違いなく起こる保証はどこにあるのか?」
「この問題が生じる可能性はどの程度だろうか?」
「不安の種になっている事柄が実際に起こる確立はどれくらいだろうか?」
避けられない運命には調子を合わせること(第3部より)
手立てがあるなら見つけよう。手立てがないなら忘れよう
あなたの力でもはや事態を変えられないと悟ったら、
「かくのごとし。かくあらざるをえず」と自分に言い聞かせること。
「ストップ・ロス・オーダー」で悩みに歯止めをかける(第3部より)
一つの問題に対してどの程度まできにかけるべきかを決めて、その限度を超えたら忘れてしまうこと
人間生活にとって有害なものに大切な金を投じたい誘惑に駆られたら、一度立ち止まって次の問いを考えること
「ストップ・ロス・オーダー」の問い3つ:
- 現在、自分が悩んでいることは実際にどの程度の重要性があるか?
- この悩みに対する「ストップ・ロス・オーダー」をどの時点で出してそれを忘れるべきか?
- この呼子笛に対して正確にはいくら支払えばよいのか?すでに実質価値以上に払いすぎていないだろうか?
過去は墓場へと葬ること(第3部より)
オガクズを挽こうとするな
平和と幸福をもたらす精神状態を養うための7つの法則(第4部まとめ)
- 心を平和、勇気、健康、希望で満たそう。
「人生とは思考が作り上げるもの」
快活に考え行動すれば自然に愉快になる。 - 仕返しを考えてはいけない。
敵を傷つけるよりもはるかに自分を傷つけることになる。
嫌いな人について考えたりして、一分間たりとも時間を無駄にしないこと - 恩知らずを気に病むかわりに、むしろ恩知らずを予期しよう。
恩知らずを気にしない方法:
A.キリストは一日に十人のライ患者を癒したが、一人しか礼を言わなかった。
キリストが受けた以上の感謝を期待するのは無理ではないか?
人間とは生まれつき感謝を忘れやすくできている。
だから絶えず感謝を期待していることは、みずから進んで心痛を求めているといってもよい。B.幸福を見つける唯一の方法は、感謝を期待せずに、 与える喜びのために与えること。
この世で愛される唯一の方法も、自分から愛を要求しないことであり、返礼を期待せずに愛情を振りまき始めることC.感謝の念は後天的に「育まれた」特性である点を忘れてはならない。
だから、子供に感謝されたいのならそのように養育すべきである。 - 不足しているものでなく、恵まれているものを数えてみよう。
(百万ドルか、手持ちの財産か?) - 他人のまねをするな。自己を発見し、自己に徹しよう。
「嫉妬は無知であり、模倣は自殺である」
太陽が無理ならば、星になれ。成功と失敗を分けるのは大きさではない。何になろうとも最上のものになれ! - 運命がレモンをくれたら、それをレモネードに変える努力をしよう
刑務所の鉄格子からは、泥でなく星を眺めろ
人生で最も大切なことは利益を活用することではない。
そんなことは馬鹿にだってできる。
真に重要なのは損失から利益を生み出すこと。
このためには明晰な頭脳が必要。
そして、ここが分別ある人と馬鹿者との分かれ道。 - 他人に興味を持つことによって、自分自身を忘れよう
毎日だれかの顔に喜びの微笑が浮かぶような善行を心がけよう。
「他人に対して善を行うとき、人間は自己に対して最善を行なっている」
悩みを完全に克服する方法は祈ること(第5部まとめ)
祈りは何のために悩んでいるかを言葉で正確に表現するのを助けてくれる。
祈りは重荷を独りでなく、分担している感じを与える
祈りは、行為という積極的な原理を強制する。行動への第一歩
批判を気にしない方法3つ(第6部まとめ)
- 不等な非難は、しばしば偽装された賛辞である。
それは、自分に嫉妬や羨望を起こさせたことを意味している
死んだ犬を蹴飛ばすものはいないことを思い出そう - 非難に傷つかないためには最善を尽くそう。
そのあとは古傘をかざして、非難の雨が首筋から背中へ流れ落ちるのを防げば良い
自分の心の中で正しいと信じていることをする。
しても悪口、しなくても悪口。どちらにしても批判を逃れることはできない
人の上に立つ限り、非難をまぬがれることは不可能だ。
気にしないようにするしか手はない - 自分の犯した愚行を記録して自分を批判しよう。
完全無欠を望めないのなら、偏見がなく有益で、建設的な批判は進んで求めよう。
疲労と悩みを予防し、活力と精神を充実させる六つの方法(第7部まとめ)
- 疲れてしまわないうちに休息すれば活動時間が一時間増える
疲労は驚くべき速度で蓄積する。
合衆国陸軍も1時間に10分休むほうがよいと検証のうえ命令
六時間 + 一時間 の七時間は 八時間の睡眠に勝る
腰を下ろせる時は決して立たない、横になれるときには決して腰を下ろさない - 仕事中にくつろぐことを学ぼう。(疲れの原因とその対策)
- いつでもリラックスしていること。
身体を古い靴下のようにしなやかにしておこう。 - できるだけ楽な姿勢で働くこと
身体の緊張は肩の凝りと神経疲労を引き起こすという点を忘れないこと - 一日に4,5回は自分を点検してみること
私は実際以上に余計な労働をしてはいないだろうか?
この仕事と関係のない筋肉を使ってないだろうか? - 一日の終りに再び自問してみる。「どれだけ疲れているのか?」
疲れてるのなら、それは精神的労働に従事したためでなく、そのやり方のため。
どれだけ疲れていないかを基準にする
ひどく疲れを感じたり、イライラして神経が疲れているなと感じるときは、量的にも質的にも仕事の効率が上がらなかった日である
脳は十二時間の活動後でも最初と動揺に活発に働く
座業労働での疲労の原因は心理的要素、情緒的要素が100%
精神を集中する際に緊張すると筋肉が働くが(顔、肩等に力が入る) が脳には役立たない。リラックスする技術の鍵と秘訣:
一分間目を閉じ「休め、休め、緊張をほぐせ、くつろぐのだ」と何度も言ってやる。
2,3秒後には目の筋肉がそれに従い始めることに気づけるはず。
体全体に当てはまるが、神経エネルギーの4分の1は目が消費
- いつでもリラックスしていること。
- 家でくつろぐことを学ぼう(疲労を忘れ、若さを保つ方法)
悩みをすっかり話してしまうこと。以下はその他- 手帳に感銘を受けた詩、言葉、引用などを貼っておき、ネガティブなときに見る
- 他人の欠点にいつまでもこだわらないこと。長所を描き上げてみる
- 近所の人々に関心を持つ。何か話をこしらえ至る所で他人に話しかけてみる。
- 寝る前に明日のスケジュールを作る
仕事においかけられ、一仕事終わった達成感が無く感じるのをキャンセル
疲労が減り、誇りと達成感が生まれる。休憩と楽しみの時間も生まれる。 - 緊張と疲労を避けること。リラックスすること!くつろぐこと!
悩みを追い出すためにはくつろぐことが何よりも大切リラックスのための運動(一日に二回)- 床に横たわって、全身をできるだけ伸ばす。転がってもよい。
- 目を閉じ祈る。「太陽が頭上で輝いている。空は青く住んでいる。
自然は穏やかで世界を支配している。私は自然の子として宇宙と調和している」 - 横になれないときは、椅子にまっすぐに腰掛け手の平を下にしてももの上におく。
- 足の爪から緊張させ緩め全身から首までする。頭を力強く回転させる
筋肉に対して「休め・・・休め」を言い続ける - ゆっくり安定した深呼吸
- 顔のしわや、トゲトゲしさに気をつけそれをなくす。
- 次の四つの勤務態度を習慣にしよう(疲労と悩みを予防する習慣)
- 当面の問題に関係のある書類以外は全部机上から片付けよう。
人間は過労で死にはしない。エネルギーの浪費と悩みが原因で死ぬ - スケジュールを立てることで重要性に応じて物事が処理できる
- 問題に直面したときに決断に必要な事実を握っているのなら、即刻その場で解決する
- 組織化、代理化、管理化することを学ぼう
- 当面の問題に関係のある書類以外は全部机上から片付けよう。
- 悩みと疲労を防ぐために仕事に情熱を持つこと
- 睡眠不足で死んだ人はいない。
不眠症で悩むことが問題であって不眠症そのものではない
悩みの悪習を打破するための三つのルール(第8部まとめ)
- 自分が悩んでいる問題は何か?それをはっきりさせること
- 問題の原因を見つけること
- 問題解決について、ただちに建設的な努力をすること
その他
- 「夜明けへのあいさつ」 by カーリダーサ(インドのシェイクスピア)
今日という日に目を向けよう。今日には君の存在の真理と現実とがすべて含まれる。
昨日は夢にすぎず明日は予感でしかない
精一杯に生きた今日は全ての昨日を幸せな思い出に変え、
すべての明日を希望の見取図とする。だから目を開こう、今日に向かって! - 「心こそ己の居場所 そこでこそ地獄を天国に、天国を地獄につくる」by ジョン・ミルトン
- 「感情を変えるなら行動から」 by ウィリアム・ジェームズ
行動は感情に従うように思われているが、実際には行動と感情は同時に働くのである。
意志の力より直接的に支配されている行動を規制することによって、意思に支配されにくい感情をも規制することができる。
だから快活さを失ったとき、他人に頼らず自発的に快活さを取り戻す秘訣は、
いかにも楽しそうな様子で動きまわったり、しゃべったりしながら、すでに快活さを取り戻したように振る舞うことである。
いわゆる禍いの多くは、それに悩む人の心の持ち方を、恐怖心から闘志に変えるだけで、祝福されるべき力強い幸せに変換できる。 - 「今日だけは」 by シビル・F・パートリッジ
- 今日だけは、幸福でいよう。
リンカーンは「たいていの人々は、自分で決心した程度だけの幸福になれる」といったが、まったく至言である。幸福は内部から生じる。外部の事柄ではない。 - 今日だけは、自分自身をその場の状況に順応させて、自分の欲望のためにすべてを順応させることを控えよう。
自分の家族も仕事も運も、あるがままに受け入れて、自分をそれに合わせよう。 - 今日だけは、体に気をつけよう。
運動をし、体を大切にし、栄養を取ろう。肉体を酷使したり、軽視することは慎もう。そうすれば、体は意のままに動く完全な機械になるだろう。 - 今日だけは、自分の精神を鍛えよう。何か有益な事を学び取ろう。
精神的な無精者にはなるまい。努力と思考と集中力を必要とする物をよもう。 - 今日だけは、魂の訓練のために三つのことをしよう。
だれかに親切をほどこし、気付かれないようにしよう。
ウィリアム・ジェームズが教えているように、修養のために少なくとも二つは自分のしたくないことをしよう。 - 今日だけは、愛想よくしよう。
できる限り晴れやかな顔をし、穏やかな口調で話し、礼儀正しく振る舞い、惜しげなく人をほめよう。
他人の批判やアラ探しを慎み、他人を規則で縛ったり、戒めたりすることをやめよう。 - 今日だけは、今日一日だけを生き抜くことにして、人生のあらゆる問題に同時に取組むことをやめよう。
一生のあいだ続けるとしたら、いや気のさすような問題でも、十二時間ならば我慢できる。 - 今日だけは、一日の計画を立てよう。
処理すべき仕事を一時間ごとに書き出そう。
予定どおりにはいかないかもしれないが、ともかくやってみよう。
そうすれば二つの悪癖-拙速と優柔不断と縁が切れるかもしれない。 - 今日だけは、たった一人で静かにくつろぐ時間を三十分だけ生み出そう。
この時間を使って、時には神について考えよう。
人生に対する正しい認識が得られるかもしれない。 - 今日だけは、恐れないようにしよう。
特に幸運になることを恐れたり、
美しいものを楽しむことを恐れたり、
愛することを恐れたり、
私の愛する人が私を愛していると信じることを恐れないようにしよう。
- 今日だけは、幸福でいよう。