2023/01/06
会社ではセキュリティ対策等でリネームツールを使えないことが普通です。20ファイルくらいなら手作業でしてもいいのですが、30ファイルくらいになってくるとツールでしたくなるのが普通です。
今回はEXCELはあるけど、ツールが使えない環境でサクッとできる方法をご紹介します。(また日頃からそういったツールの依存から逃れる術を探してたる方や、ミニマリスト的な方にも朗報です。)
職場にかかわらず、「enrename」という超絶シンプルなツールも使い勝手がよかったのですが、既に古く、公式サイトも存在せずvector等を探し回らなければならなくなってきてます。
また「Flexible Renamer」も便利ではありますが、ごてごてで重たいですし、本記事の技術は汎用的な技術なため、どこにでも何にでも応用が効きます。この機会に習得も検討ください。
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利用するコマンド:
- dosコマンド1「dir /b」
- dosコマンド2「rename」(ren(3文字)で省略可)
- EXCEL関数 「=concat()」(&で代用も可能ですが、少しでも簡素にするためにconcatも覚えましょう)
手順:
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リネーム対象のファイルリストを取得する
- 一括リネームしたいフォルダのアドレスバーで「cmd」と入力してdos窓を開く
※Tips1:アドレスバーでcmdと打つことでdosの初期位置が継承されて開きます
- 「dir /b」と入力して一覧を表示させてコピペする。
※Tips2:「dir /b >>List.txt」とすることで そのままテキストで出力させることも可能です。
- 一括リネームしたいフォルダのアドレスバーで「cmd」と入力してdos窓を開く
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EXCELでBefore Afterを書く
「rename ”変換前ファイル名” ”変換後ファイル名”」になるようにセルに入力する
- A列にrenameと入力する
- B列にリストの内容を貼り付ける。(コピペしたもの)
- C列にリネーム後の名前を入力する
(B列をそのままコピペして置換等で一括で書き換える)
室長は読み終わった本に[消化済]の印をつけたかったので[消化済].zipで一括置換等していました。
ここはEXCELの持つ関数を騒動員して好きなだけ書き換えられます! - D列に=CONCAT(A1,” “,””””,B1,””””,” “,””””,C1,””””)と入力する
※1ダブルクォーテーションは関数内では文字列を入力させるという意味をもってるためのダブルクォーテーション
※2ダブルクォーテーション自体を表示させるためのダブルクォーテーションを直前につけると””となる。
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Excelで起こしたこのコマンドを.batにする。
- できあがったD列をコピーしてメモ帳に貼り付けて保存する。例)リネーム実行.txt
※Tips3:テキストの末尾に「pause」といれておくと実行結果を視認することができる - 保存先はリネーム対象のファイルがあるところにする
※Tips4:batの実行元とリネーム対象を一致させることでフルパスの指定を省略させている - リネーム実行.txtの拡張子を.batに変更する。例)リネーム実行.bat
- できあがったD列をコピーしてメモ帳に貼り付けて保存する。例)リネーム実行.txt
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念の為、バックアップをとる(任意)
(バッチでの実行結果はundoで戻せないため、実行前にフォルダごとバックアップをとっておきましょう)
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batを実行すると一括でリネームが適用される
初めての方の場合は覚えることも多々あったかもしれませんが、すべて汎用的な技術ですので覚えておいて損はないですし、慣れれば即実行できます。see you..!